髪にいい食べ物と聞くとわかめなどの海藻類を思い浮かべませんか?
確かに、海藻も決して悪くはないのですが、髪がたんぱく質から
出来ていることを考えると、他にも役立つ食べ物はたくさんありそうです。
美しい髪を手に入れるには外側からのヘアケアだけではたりません。
肌と同じ、年齢を重ねるほどに内側からのケアも大事になってきます。
健やかな髪を保つためには何を食べればいいのか、
前回に引き続き今回も、毎日の食卓に取り入れてもらいたい食べ物をまとめてご紹介します。
■ヨーグルトなどの乳製品
ヨーグルトはいうまでもなく牛乳が原料です。
ですから、タンパク質が豊富。同じく牛乳から作られる
スキムミルクなどにもタンパク質が含まれています。
牛乳と比べると低脂肪なので、ダイエット中でも安心ですし、
カルシウムも豊富ですから、毎日でも食べたいですね。
■マシュマロ
豚足などにもコラーゲンは含まれていますが、
分子が大きく、吸収されづらいと言われています。
それに比べてマシュマロはゼラチンが原料。
もう少し粒子が小さいので、食べた時の吸収が豚足などよりは良くて、
髪のハリツヤを保つのに役立ちます。
出来れば普通のマシュマロではなくて、
「コラーゲンペプチド入り」と書かれているマシュマロがおすすめです。
■人参などの緑黄色野菜
緑黄色野菜は肌にも髪のためにも欠かせませんね。
野菜のβカロテンは体内でビタミンAに変換され、髪を乾燥から守り、
丈夫な髪を作り出すサポートをしてくれる栄養素です。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、生で食べるよりも油でソテーしたり、
素揚げして食べるのがおすすめです。
■トマト
真っ赤なトマトはその色が栄養の秘密。赤い色素をリコピンといいます。
リコピンは抗酸化作用があることで有名ですが、
体内の活性酸素を除去し、細胞が酸化するのを防いでくれます。
酸化=老化、と捉えてもいいですね。細胞が酸化するということは
髪が老化して、細くなったり抜けていくということです。
トマトの抗酸化作用によって髪がパサついたり、薄くなるなど抜け毛の悩みも改善できるでしょう。
リコピンは加熱にも強い上に、油と一緒に摂ることで吸収率が良くなるといわれていますから、
シチューやスープにして食べるのもいいですし、
トマトジュースにスプーン1杯のオイルをプラスして飲むのもおすすめです。
■生姜
薄毛や抜け毛で悩んでいる人は、身体が冷えていることが多いものです。
それは、血行が悪くて、頭皮や髪にまで十分な栄養素が行き渡らないからです。
血行を良くするためには、
・生姜
・ネギ
・にんにく
などの香味野菜を積極的に取り入れましょう。
特に生姜は冷えとり食材として人気がありますよね。
生姜は加熱したり乾燥させた方が、身体を温める成分が増えます。
血行を良くしたいなら、生ですりおろして食べるより、炒め物などに加えたり
味噌汁や紅茶などに入れて加熱して食べることをおすすめします。
■柑橘類
果物類はビタミンが豊富ですが、中でも柑橘類は
ビタミンCが豊富なので、髪の健康にも良い効果をもたらすでしょう。
ビタミンCは抗酸化作用によって髪の老化を防ぐとともに、
コラーゲンの生成には欠かせない成分ですから、コシのある丈夫な髪を育てるのにも必要不可欠です。
ビタミンCを補給するためにも、柑橘類は出来れば毎日食べたいですね。
ただし、朝は食べないこと!紫外線に反応してしまう
ソラレンという成分が入っているので、日焼けしやすくなるといわれています。
食べるならおやつか夕食後のデザートに取り入れるのがいいでしょう。
■ナッツ類
抗酸化作用を持つビタミンEが豊富な食材として、ナッツ類もおすすめです。
・アーモンド
・クルミ
・ピーナッツ
など、おやつにも取り入れやすいですね。
小腹が空いた時など、
甘いお菓子を食べるよりもナッツ類を食べた方が、
ダイエットにも髪にもいいですよ。
■チョコレート
ストレスも髪には良くないですね。抜け毛の原因にもなってしまいます。
そのストレスを和らげてくれるのが、
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分です。
テオブロミンはカカオ特有の成分であり、
ストレスを和らげて気持ちをリラックスさせる働きがあるといわれています。
ストレスによって自律神経のバランスが乱れることも血行不良などにつながり、
それが髪の健康にも影響してきますから、食べ物でストレスを和らげることが出来たらいいと思いませんか。
ただし、甘いチョコレートをたくさん食べるのは良くないので、
・カカオの含有量が高い(70%以上)
・砂糖をあまり使っていないチョコレート
を選ぶようにしてください。